日本テレビで話題の漫画が原作のドラマ『今日から俺は』。ビジュアルの再現度も含め、なかなか話題になってますね!僕はまだ見れてません( ; ; )
こんにちは、キックボクシング歴4年のナス・カズオです。
『今日から俺は』は少年サンデーで連載されていましたが本日はそのライバル誌、
少年マガジンで連載されていた、伝説の単車ヤンキーポエム漫画『疾風伝説 特攻の拓』の紹介です!
単車の格好良さ、人間離れしたキャラクターの喧嘩の強さ、ピュアな友情、独特のぶっ飛んだ言語感覚などなど、今だに僕の中の厨二病を呼び起こしてくれる 作品です✨
同時期に連載していた「カメレオン」とともに、当時のマガジンを象徴するヤンキー漫画ですね☆彡
※ちなみに、同じく佐木飛朗斗原作の『永遠の詩』も結構好きでした。。
陸王が出てくる漫画です。こち亀の大原部長も若いころは陸王に乗ってましたよね(笑)
伝説のヤンキー単車ポエム漫画『疾風伝説 特攻の拓』とは?
原作:佐木飛朗斗(さきひろと)
作画:所十三
連載期間:1991年から1997年まで
だいたいのあらすじ
いじめられっ子だった「浅川拓」が、転校してきた横浜外道の「鳴神秀人」とマブダチになるエピソードから物語は始まります。その後拓は、進学校と勘違いし編入した「私立聖蘭高校」で出会った7代目爆音小僧の頭「鮎川真里」に気に入られ、爆音小僧のメンバーとなります。元来臆病な拓だが、ハッタリと友情の力でバイクでミラクルを連発し数々の暴走族(魍魎、朧童幽霊、夜叉神など)との抗争を切り抜けて行く。当初、ハッタリだった単車のテクニックも、 常人では体験できない「棲息速度域」に何度も触れることにより、物語の終盤で単車のテクニックは開眼して行く。
『特攻の拓』の魅力とは?
初見では読むのが不可能なチーム名がすごい
まず皆さん、下のいくつかの単語何て読むかわかりますか?
朧童幽霊
麓沙亜鵺
蠅王
「ロウドウ・・ユウレイ?」そうじゃないんです。上から「ロードスペクター」「ロクサーヌ」「ヴェルゼブブ」って読むんです。初見じゃ絶対に読めませんね(笑)
こんな無理やりな当て字もTHEヤンキー文化って感じで、当時小学生だった僕の心をワシ掴みにしました。
人間離れしたケンカの強いキャラクターの数々
何と言っても「特攻の拓」の魅力はその登場人物たちの「人間離れしたケンカの強さ 」に凝縮されています。
爆音小僧の鮎川真里の天敵、魍魎の武丸は「片手でバス停の標識を持ち上げ」相手をぶん殴ります。武器はツルハシを好んで使います。
麓沙亜鵺の緋咲薫は、その昔鳴神秀人に破壊された左拳には「プレートとボルト」が入っており強力なパンチで相手を一発でのします。武器はバールを好んで使います。
拓のマブダチである沢渡ヒロシはゴリラ並みの怪力の持ち主で「米軍の兵隊が乗るジープを裏返し」にしたりします。
とまあ、あげればキリがありませんが、こんなキャラクター同士がバチバチに争うんで、バトル漫画を読んでるみたいにワクワクします(^ω^)
登場人物のぶっ飛んだ言語感覚が生み出すセリフが、めちゃくちゃ魅力的
「特攻の拓」の登場人物は数々の名言(迷言?)を残してます。多すぎるので今回は3つに絞って紹介します!
まずこちら
「この感じ・・・疼きやがる・・・”ツルハシ”かなんかありゃよォ・・・」
魍魎の武丸のセリフです。どんだけツルハシ好きなんですかねぇ(^_^;)
そして知る人ぞ知るこのセリフ
「”事故”る奴は・・・・”不運”(ハードラック)と”踊”(ダンス)っちまったんだよ・・・・」
夜叉神の総長、「3連ピアスの鰐淵さん」のその界隈じゃとっても有名な迷言です!!
そして宮沢賢治の「春と修羅」などの詩を暗誦しながら自分の世界に入り込む、僕が一番好きなキャラクター「天羽セロニアス時貞」の印象的なこのセリフ。
「さてあなたの落とした”ナイフ”は、この”金”の”ナイフ”ですか?それとも、こちらの”銀”の”ナイフ”?」
めっちゃポエミーです(・∀・)
「特攻の拓」にはこんな名言がいたる所で飛び出してきます。
自分の身を犠牲にして、仲間を助けるピュアな友情
これは増天寺ライブに向かう天羽セロニアス時貞が、獏羅天の石動たちに襲われている所を天羽のブロウであるヒロシとキヨシが助けにきた場面のヒロシのセリフです。
僕はこの「兄弟(ブロウ)」って言い回しがめっちゃ好きです!
何故か心が震えるセリフです。拓も含め、「特攻の拓」の登場人物達は自分の身を犠牲にして仲間を助けます。
こんなブロウが欲しいと、連載を読んでいた当時の僕は心のどこかで思っていたのかもしれませんね。
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『特攻の拓』を読もう! |
実写化は不可能?
是非実写化して欲しい作品ですが、以下のような理由で実写化は不可能だと個人的に思ってます。
●アクションシーンの撮影が不可能
拓が偶然にもミラクルで単車を操り、パトカーの天井からハイプレスを浴びさせたり、大型のバイクで曲芸をかまし、バカでかいトラックを大破させたりしますが、西部警察のスタッフでも集めないと、そのシーンの再現は不可能でしょう(笑)
●キャラクターのキャスティングが不可能
主要な登場人物が多すぎて、キャスティングが困難でしょう。また個性的なヤンキーばっかりなので、実写で再現したら下手なコスプレみたいになってしまいそうです。
魍魎の武丸は髪型と元暴走族の総長だったということで、バッドボーイズの佐田さんで無理やり再現できそうですが、他は思いつきません( ; ; )
●用意するのが不可能な単車の数々
「特攻の拓」にはSR400を改造した「ルシーファーズハンマー」や通称「カミナリマッパ」と呼ばれる「500SS MACHⅢ」、「DREAM CB350FOUR」など様々な旧車が出てきます。
グーバイクでちょっと調べてみたら「500SS MACHⅢ」は中古で約300万円でした・・・
漫画では何十台も旧車が出てくるので、全て揃えられたとしても数千万はくだらないんじゃないでしょうか?
そんないくつかの理由で実写化は不可能に感じます。
なんで個人的にはジョジョの奇妙な冒険のようにアニメ化を希望します!!
ラジオドラマなんかも良いかもしれませんね。
好きすぎて漫画のクイズアプリを作りました
ちなみに数年前に「特攻の拓」が好きすぎて、Androidのクイズアプリを作りました。
暇な人は挑戦してみてください。だいぶマニアックな問題にしました!!
(※いつの間にかGoogleにアプリを消されてしまいました・・・(/ _ ; ) )
まとめ
「特攻の拓」には様々な魅力があります。でも僕が一番魅力に感じたのは、計算や打算のない関係、自分を犠牲にして見返りを求めず仲間を助ける行動。登場人物たちのそういった純粋なところに魅力や憧れを感じていたように思います。
暴走族の漫画なんて中高生が見るものでしょ?と先入観で敬遠している人は是非一読をオススメします。「天羽セロニアス時貞」が登場している9巻から14巻から先に見るのもオススメです。是非、「特攻の拓」のぶっ飛んだ言語感覚と熱い友情の絆の物語を楽しんでみてください!!
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以上
ナス・カズオでした。
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