こんちは(・∀・)
水田わさび版の『ドラえもん』を一度も見たことがない、ナス・カズオです!
本日は、前回の寺田ヒロオの『もうれつ先生』の紹介に続いて、トキワ荘つながりで『ドラえもん』の泣ける回の紹介です!
- 3分で泣ける?手取り早く泣きたいなら「さようなら、ドラえもん」を読もう
- 自分の力だけでジャイアンに勝ったのび太!
- 実は幻の最終回だった!?
- 初版と重版では、最終コマのゴミ箱のデザインが違う!?
- まとめ
3分で泣ける?手取り早く泣きたいなら「さようなら、ドラえもん」を読もう
言わずと知れた国民的マンガ『ドラえもん』ですが、初期の頃の名作回「さようなら、ドラえもん」を読むと僕はいつもホロリと来てしまいます( ; ; )
↑「さようなら、ドラえもん」収録の第6巻
確かこの話を初めて読んだのは、小学3年生の時のS君の家でした。
S君とは戦車のプラモデルでジオラマを作り、マッチをアルミ箔に包んでそこに銅線をくっつけ、直接コンセントにさして発火させる「ジオラマ爆破ごっこ」など、危険極まりない遊びをしたのが良い思い出です。
我ながらやんちゃな小学生でした、ええ。
話が逸れました!!
「さようなら、ドラえもん」は時間にしたら3分程度で読めてしまいますが、1話の中に「のび太の成長」と「ドラえもんとのび太の友情」の物語がぎゅっと濃縮されています。
この1話を読むだけで、二人の固いキズナが読み取れて、とてもハートウォーミングな気分になりますので、是非一読をおすすめします!
自分の力だけでジャイアンに勝ったのび太!
「さようなら、ドラえもん」
【あらすじ】
※以下、ネタバレ
いつものようにジャイアンに泣かされて、逃げ帰って来たのび太。ドラえもんに「あれかしてよ。ほら、いつか使ったやつ。けんかに強くなるの」と言うが、「勝てないけんかはするな」と、いつになく厳しいドラえもん。様子がおかしいと、ドラえもんに聞くと、なんと未来に帰るという。
最後の夕食を終え、二人で一緒の布団に入るが眠れない二人。ねむらなくてもつかれないくすり、を飲んだ二人は夜の散歩へ。
夜の散歩中、ドラえもんはのび太に「ひとりで宿題も、いじめられてもやり返せるか?」と聞くとのび太は「ひとりでもちゃんとやれるよ!」と力強いセリフ。感動した泣き顔を見られたくないドラえもんはのび太と離れることに。
ひとりになったのび太は、眠りながら散歩をするジャイアンと遭遇。自分の悪癖を見られ、怒ったジャイアンはのび太にけんかを売る。いつもならすぐにドラえもんに助けを求めるが、最後の夜なので一人ででちゃんと出来ることを証明するために、のび太は自分の力だけでジャイアンに挑むのであった・・・
※のび太のバンソウコウは誰がはってくれたんでしょうか?
ジャイアンに何度も何度も殴られるのび太。いつもならあきらめるが今夜は違う。
「ぼくだけの力で、きみにかたないと・・・ドラえもんが安心して・・・帰れないんだ!」・・・
※ドラえもんの目から出ている涙は機械油でしょうか?
ボロボロになったのび太を見つけたドラえもん。「かったよ、ぼく。みたろ、ドラえもん。かったんだよ。ぼくひとりで。もう安心して帰れるだろ、ドラえもん。」
のび太のセリフを音読すると、より泣けてきます( ; ; )
実は幻の最終回だった!?
何だか最終回みたいですよね?しかし、「ドラえもん」はてんとう虫コミックスで45巻まで刊行されています。
実は藤子不二雄は連載当時編集者から「そろそろこの辺で終わりにしましょう」といったことを言われ、書いたのがこの「さようなら、ドラえもん」でした。
その証拠に、初版の巻末には「ドラえもん第6巻おわり」とだけ記載がありますが、重版では「ドラえもん第6巻おわり/第7巻につづきます」となっているのです。
当初最終回のはずが、編集者から「人気があるので、もう少し続けましょう」と言われ、その後長期連載となりアニメ化までする国民的マンガとなっていくのです。
※諸説あります
初版と重版では、最終コマのゴミ箱のデザインが違う!?
もう1つ、初版と重版での変更点があります。最後のコマに出てくるゴミ箱の文字に注目してみてください。
重版では「LOVE」と書かれているのですが、初版では「OWARI」と書かれているそうです。
ふ〜ん。面白いや!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「のび太の成長」と「ドラえもんとのび太の友情」がぐっと来るのではないでしょうか。
ドラえもんが未来から来た元々の理由は「のび太を自立させる」だったので、この回でその目的は達成したことになりますね。
また、世界が滅亡しない限り恐らく一生終わることのない「ドラえもん」に幻の最終回があったということは、案外知らない人もいるのではないでしょうか?
1話だけで色んな方向から楽しめる、非常に興味深い回ですね( ^ω^ )
「ドラえもん」には要所要所で泣ける回がありますよね、同じ6巻の「赤いくつの女の子」もすごく良い話です。誰もが一度はあるであろう「あんな事言わなきゃ良かった、あの時に戻ってやりなおしたい」ということを思い出してしまいます。
こちらも是非読んでみてください!!
以上
ナス・カズオでした!
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